【言葉】には、身体の一部を使ったものが数多くあります。
『頭が上がらない』『目が覚める』『目は口ほどにものを言う』
『首を突っ込む』『首が回らない』『肩身が狭い』
『胸が張り裂ける』『胸に染みる』『胸に迫る』
『はらわたが煮えくり返る』『腹に据える』『腹黒い』
『腰が低い』『腰を入れる』『浮足立つ』『足が遠のく』
ちょっと調べるとどんどん出てきます。こうした『からだ言葉』は、日常でもよく使っています。特定の感情や思考と身体の感覚との間には、密接な繋がりがあることが分かります。身体に深く根差し、感覚が研ぎ澄まされていたからこそ、生まれ出た言葉だと思えてなりません。
『いや~、あの人には頭が上がらないよ』とは言いますが、足が上がらないとは言いません(笑) 肩や腹が口ほどにものは言わないし、『頭に血がのぼる』ときは『はらわたが煮えくり返る』のであって、頭が煮えくり返るわけではありませんね^^
面白い。こうした言葉がいつ頃できたのかは存知じませんが、思考と感情がつねに一緒に動き、その思考と感情は身体と繋がっていることを、感覚的に気づいていたとしか思えません。『こういうとき、身体のこの部分が、こんな感じになるよね』そんなコミュニケーションをとりたいとの思いから、言葉は生まれたのでしょうか。『分かる!確かに身体がそんな感じになるよ!』って、お互いに理解しやすく、感じているままを伝える手段としてはベストな方法だったのかもしれません。
からだ言葉には、怒りや悲しみといった感情を抱く時、第2、第3チャクラのエネルギーを感じていることが分かります。また、感動した時や罪悪感を感じたとき、ハートチャクラのエネルギーを見事に表現しているのが見て取れます。日本語のポテンシャルは、見えないものへの畏怖の念が根底にあり、現代を生きる私たちに深いインスピレーションを与えてくれます。
そんな中、とても興味深い言葉を発見しました。【右】と【左】です。
語源の起源は【右】と【左】の概念の誕生から始まったとする説があります。自分を中心とした目の前の空間を二つに分割した時の、身体の微妙な違いを識別することから生まれた【右】と【左】。確かに、右脳と左脳は機能が異なり、そこから発するエネルギーも微妙に違ってくるのは当然といえば当然です。この繊細なエネルギーの違いを認識し、『対象』としてはっきりと主張したのです。昔の人は、どれほど感覚が研ぎ澄まされていたのでしょう。
私たちにも、そうしたエネルギーをキャッチする能力は脈々と受け継がれ、今この瞬間も流れています。その力があることを知らずにいるのか、それとも、内なる力を認め、目覚めて活かしていくのかは、私たち自身が選びとることができます。私たちには選ぶ自由を与えられているのです。エンパワーメント瞑想クラスでは、エネルギーを感じ、バランスを取り、日常に活かす方法をお伝えしております。自分のエネルギーを感じてみたい!日常に活かしたい!と思う方は是非、一緒に学びましょう。
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