『井の中の蛙大海を知らず』
私たちは、まるでそのことわざのままに生きているようなものです。目に見える世界だけに囚われた物の見方をして、狭い考え方が全てだと思い込んでいます。自分が何者であるかを思いだしたときに初めて、広大な宇宙の一部だと分かるのかもしれません。
では、自分が何者であるかを思いだすには、どうしたらいいのでしょう?『自分探しの旅』に出ると、どこかで自分が見つかるのでしょうか。【自分】というのは、探し求めれば見つかるものなのでしょうか。
私たちが生まれてくる目的は、この肉体の自分と広大な宇宙に存在している真の自分と、1つになることです。そのために必要なイベントを考え、計画して生まれてきました。人生の辛さや痛みは、自分が何者であるかを思いだすために用意した大切なイベントなのです。ところが『肉体の自分』は感情にのまれ、物事の本質を見ることが出来なくなっています。時間と空間の限られた枠の中で、様々な思い込みに囚われている状態は、まさに井の中の蛙です。『エゴイズム』と『自分』の区別がつかず、欲望のままに翻弄されていては、本来の目的に沿うことがとても難しくなってしまうのです。
こうした状況から抜けるには、自分自身を知ること。自分が何者かを思いだすことです。自分で在りながら、全体でもあるという意識状態になることです。広い視野で見渡しながら、自分が自分の人生を創造していることを知ります。すると、自分の些細な感情が、どれだけこの地球に影響を及ぼしているかが分かるようになります。
ネガティブな思考や感情が、世界の進化をどう足止めをさせているかを実感することができるでしょう。また、私たちの喜びや感謝の思いが、周りの自然や生き物たちに栄養を与え、この地球にどれほどの影響を与えているかが分かるはずです。私たちが常日頃感じている感情には、明日を止めてしまう力もありますし、可能性を広げる力も秘めています。
そこに気づくと、自分の思考や感情に責任を持つようになります。自分の変化がこの世界の変化と等しいことが分かります。
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