【直観】は、私たちにどんな影響を及ぼすのでしょう?
なんとなく、【直観】に従うことが良いという昨今の風潮。でもその【直観】に従ったにも関わらず、思い通りの結果が得られなかった・・・そんな経験はないでしょうか。『もっときちんと考えるべきだった』『しっかり分析する時間を取ればよかった』『想定できなかった』そんな思いにいたり、【直観】に従うのはあまりに危険だと、思い直す人もいらっしゃるかもしれません。
そもそも【直観】とは、どこからくるものかをご存知でしょうか?
エゴイズムが【直観】を装って囁くこともあります。『こんなはずじゃなかった』は、大概こちらの情報を基にしている可能性があります。そしてもう1つ、誰もが持っているハート。ここには【直観的知性】があるのです。
ハートからやってくる【直観】こそ、私たちが従うべき導きです。
【直観】とは、非日常的な何かが起きて『これだ!』と思えるようなことであったり、特別な人だけが使えるものだったり、普通の人間の普通の生活の中ではあまり見当たらないもの・・・ではありません。
ほんの少しの時間を、自分自身の内に意識を向けることで、ハートの【直観的知性】は誰にでもあることを実感できます。自分の内にも在って、それはごく自然なことだということを、誰もが思いだすことができるのです。クラスで学び、実践を行うごとに、そういった感覚は昔から知っていた!と、気が付いてくるでしょう。
困難な状況というのは、誰の人生にも起こり得ることです。その中で、新しい可能性に突然気づけたり、方向性が見えたり聞こえたりし、自分も良いけど周りも良い、そんな状況に連れて行ってくれるのはハートからの【直観】なのです。
困難の最中にるとき、相手を思いやるというのは中々難しいことですが、ハートはそれを可能とします。だからこそ、相手への理解が深まり、自分も周りも良くしていくには何が必要かが視えてくるのです。自分だけの視野なら、自分だけが良く、他はどうなるかまでは思いもしません。ハートの【直観】とは、関わる人への理解と共に、相手への尊重や感謝がやってくるのです。すると、関わっている人もまた、自分を受け入れてくれ、そこに調和が生まれます。
深い部分で繋がっている私たちは、自分だけでも【気づき】始めると、その影響を周りも受け始めます。また、自分の【気づき】の波動は周りを癒し平安を取り戻させ、安心感を生み出すでしょう。
自分が正しいと思っている時、間違いを正そうとして躍起になりますが、お互いにそれをしていては創造性に欠けてしまいます。まずは、自分から始めることが大切です。
【直観】は、いろんなところで使えますが、ハートから【直観】的に周りを視ることで、思う以上の恩恵に気づくことがあります。思考には視えなかった本質に気づくと、自分を更に豊かにしてくれるために起こった出来事だったなと、感謝が起こります。ハートからの【直観】的知性に導かれると、別の意味で『こんなはずじゃなかった』が訪れます。こんな風になると言いな!と思っている以上の、想像もつかないところへと、私たちを連れて行ってくれます。
人生は、そんな繰り返しです。
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