私たちはとても不安定な物質から成り立っているのだとW・B・キャノンは言います。繊細なエネルギーを測ることができれば、私たちのかすかなエネルギーが神経を伝わり走っているのを確認できるのかもしれません。エネルギーの波が筋肉に行きつけば、ささいな変化にも、ほんの少しであったとしても確実に反応する物質があります。それを使って、筋反射テストをすることができます。
身体は、私たち自身が知らないことも何故か知っていて、私たちがすっかり忘れ去ってしまっていることも、ちゃんと覚えてくれています。身体の智恵には、驚嘆することばかりです。
もし、身体に何か問題が起これば、それをどうにかしようとその部分自体が状態を消そうとしてくれます。快復するよう、修復する方法を自分で導き出すのです。凄くないデスカ!!高等な動物になればなるほど、この調節作用は多くなり、より完全に、より複雑になるそうです。こうした働きが、『問題』が起きた影響や変化から、私たちの身体が完全に解き放つようにしてくれています。
ところが、私たち自身には、何が起こっているかが全く分からないわけです。理解できていないのです。『肩が凝る』のは、身体がバランスを取り動いてくれている結果なのです。そうとも知らずに、私たちは肩が凝ったとマッサージでほぐしてもらい、頭痛を感じれば痛み止めで難を逃れようとします。身体の智恵に対して、見当違いなことをし続けているのです。
身体からしてみると、『何してくれてるの』と、声を大にして言いたいことでしょう。せっかくバランスを取っていたものをわざわざどかせてしまうのですから、人間同士ならすぐに喧嘩になっているところです。ところが身体は、文句の1つも言うことなく、私たちが台無しにしてしまったバランスを元に戻すために、すぐにまた動くのです。最善の方法を完璧に導き出し、深刻な悪影響を及ぼすと思われる状況の中で、その穴埋めをするが如く、どこか都合の良い場所からエネルギーを割り当て、弱っている所へと充ててくれます。
私たちの身体は、完璧に安定を保つ方法を知っているのです。
生物は、安定なものである。それを取り囲んでいる巨大な、そしてしばしば生物にとっては不利な力によって破壊され、分解され、あるいは崩壊してしまわないよう、生物は整然と外部からの刺激に応じて自身のからだを変化させ、その反応を与えられた刺激に適応させる能力を持つことによって、はじめてその安定性を保っている。ある意味では、生物は変化しうるがゆえに安定なのであるーーーなにほどかの不安定性は、個体の真の安定性のための必要条件である。
-フランスの生理学者 シャルル・リシェー
自分自身の身体がどれほどの智恵を持っているかを、私たちはあまりに知らなすぎます。自分の身体に耳を傾けることはしないのに、なぜ、医者の言うことを鵜呑みにすることはできるのでしょう。医者が提案してくれた投薬は、本当に身体にとってベストなことなのでしょうか?だとしたら、何故、副作用があるのでしょう?
私たちは、自分自身をあまりに知らなすぎます。まず、自分の身体を知りなさいとダスカロスは言います。身体を知ることで、宇宙を知ることができるのだと。自分を愛することが難しい私たち人間は、身体を愛することから始めるととても分かり易いですよ。結果は目で見て確認することができますし、身体の元気はそのまま心を元気にしてくれます。身体を労わり、身体を尊重することで、自分を大切にすることがどんなことかが分かりはじめます。
心と身体は繋がっていることは、今、多くの人が知っていることとなりました。心から身体を良くすることも、身体から心を良くすることも、どちらも可能なのです♪
身体のエネルギーに繊細に気づいていける、エンパワーメント瞑想クラスがお勧めです!
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