私たちは、これまで何度も地球に生まれています。魂が成長するよう、それぞれが人生のテーマを持って生まれてきます。私はこれまで、何度もクライアントの生き辛さや信念が、過去世から由来しているのを見てきました。人間からすれば、何世紀もかけて【魂】の成長を遂げようとしている深遠なテーマとその忍耐には、驚くばかりです。
幾度も転生を繰り返し、魂の成長を果たそうとしている懸命な私たちの姿は、あまりにも尊く美しい。辛いとばかり思っていた人生の学びに気づくと、誰もが深く納得し、自分自身に感動が起こります。健気な自分に気づき、全てを受け入れることのできる瞬間が、訪れるのです。これこそが、魂の成長の瞬間なのかもしれないと、毎回、クライアントの人生を垣間見ながら、私自身も深く学ばせて頂いております。
まだまだ非科学的な分野ではありますが、そんな日々を過ごしている私にとって【転生】はごく当たり前のことで、なんら違和感のないこと。むしろ、【輪廻転生】があるとした方が、全てが繋がり、辻褄があうのです。
漠然とした【恐怖】は、過去からの記憶によるもので、無意識に今生での選択が決まってきます。ここから抜けるためには、【気づく】こと。今、この瞬間を生き、過去に囚われないことが必要です。
ケイシーによると、私たちは死後、霊的成長に応じて、次の転生に必要な精神的特性を養うために、太陽系内のいくつかの惑星に滞在するようです。私たちはこれを、ざっくりと『死後との世界』だとか『霊界』と呼んだりしていますが、ケイシーによれば、『魂の成長にとって必要な場を提供してくれる霊的次元に滞在する』と述べています。
転生してくる前に、自分がどこに滞在していたかが、人生に大きな影響を与えるという点です。
ケイシーに学ぶ、チャクラと身体と惑星の対応
ケイシーによると、次の転生を待つ間に滞在していた惑星で獲得した特徴は、私たちの内分泌線を通して肉体次元に表現されるといいます。
- 性腺・・・土星(忍耐、試練)
- ライディッヒ腺・・・海王星(誠実さ)
- 副腎腺・・・火星(熱意)
- 胸腺・・・金星(愛)
- 甲状腺・・・天王星(意志力)
- 松果線・・・水星(知性)
- 脳下垂体・・・木星(指導力)
ケイシーの占星理論は、太陽と月は、それぞれ人間の肉体面と精神面全体に作用する星であり、冥王星はこじんれべるというよりも、社会全体に対する採用が強いためだと述べています。
- 肉体・・・太陽
- 精神・・・月
- 霊力・・・海王星・アルクツールス
次の転生の間まで火星に滞在した魂は、副腎の働きが他の人に比べて活発になるとみるようです。火星は戦の星ということもあり、怒りの精神衝動が強く表れます。建設的な形で表現されればエネルギッシュとなり、ネガティブに表現されるとすぐに腹を立てる人となります。
こうした、惑星の特性と詳細はエンパワーメントクラスでそれぞれのチャクラと照らし合わせながら、じっくり学びます。下位のチャクラに関しては、直接エネルギーを感じとる方法を身に付け、実際に癒していきます。
「人体の中では、松果体、脳下垂体、ライデン(ライディッヒ細胞群)がいわゆる『銀の紐』を繋ぎ合わせ、また肉体的、精神的、霊的生活における創造的精髄との密なる歩みによって満たされる 『黄金の杯』 を形作っていることが我々にはわかる。」(R262-20)
「ライデンは、“封じられた(sealed)” を意味し、人体が創造される際に受胎を起こす腺であり性腺内外に位置している。魂の基礎あるいは座は、ライデン腺の中にある。」(R3997-1)
ライデン(Lyden)という語はライディッヒ細胞と同一視されています。リーディングの表現は、この細胞が雌雄同体ホルモンの主たる源であるという事実に照らすと、とても興味深いものがあります。魂はライディッヒ細胞を通して体内に入ってくるばかりか、肉体のあちこちで腺を結び合わせるネットワークを通して働き続けると、リーディングは語っています。
輪廻転生を超えた魂はどこに行く?
私たちは、時に感情に飲み込まれ、感情そのものになってしまいますが、実は【気づく】ことによって、感情をコントロールすることができます。ハートからの【気付き】は、衝動性を忍耐へと高め、怒りは情熱へと昇華させ、情動は思いやりのエネルギーへと変容することができます。自分への深い理解がやってくると、徹底した奉仕に溢れ、愛によって自己中心性を克服することが可能なのです。こうした魂は、太陽系内の惑星滞在を超えて、もっと高い次元の星系に進むことが可能となります。
その通過地点にアルクツールスという恒星があります。地球を卒業すると、アルクツールスやプレアデス星団、北極星に向かいます。仏教では、これを【解脱】と言います。肉体への輪廻転生から脱出するということです。
また、肉体への輪廻転生を超えると、地上に生まれ変わるかどうかを選択できます。この場合、地球の人々への奉仕のために、あえて肉体に転生し、私たちに導きを与えてくださる存在となります。仏教的にいうと【菩薩道】ということになります。
この記事へのコメントはありません。