変わりたい・・・と思う人がいます。人生を変えたい・・・と望む人もいるでしょう。
変わるにはどうしたらいいのでしょう?変えていくには、本当のところ何が必要なのでしょうか??ありがたいお話しを聞きに行ったり、何かを学んだり、教えてもらったりすることかもしれません。本を読んだり、セミナーに行ってみたり、身を置く環境を変えてみたり、もう既にしているかもしれません。今、まさに一生懸命、変えようと頑張っている最中なのかもしれません。
自分を変えよう!と思って何かを習ったり、助言を求めたとして、そこで終わってしまう、ということはありませんか?
今は、スマホをちょっと検索するだけでも、いろんな「変われる」方法が、山ほど出てくる時代。確かに本物の情報もあれば、大丈夫か?と思うようなものも混在して、情報が溢れています。これできっと自分は変われるはずだ!と思いながらも、次から次に簡単そうな「変われる」情報に目移りしてしまうこともあるでしょう。
そんな中でどうしたら、自分を、人生を、より良く変えることができるのでしょう。
自分を変える!人生を変える!それを可能にするのは誰か?
仕事柄、いろんな方にお会いする機会があります。自分を変えたい!人生を変えたい!と願っている人が、一番やりがちなことというか、共通点があることに気づきました。
「変えたい」と願いながらも、本気で変えるんだ!と意気込んでいても、中々現実が変わらないという方。そんな方は、心の奥底ではこう思っている場合が多いです。
「誰か(何か)が、自分を変えてくれる」と。
変わらない人は、ずっとその誰かや何かを、期待しています。「誰かがなんとかしてくれる。」要するに、自分のことを人任せにしているということになりますね。
でも、表面の意識では「変えたい!」と思っているので、まさか自分が人任せにしているなんてはずがないと、信じ込んでいます。自分の深い部分で、本当は何を思っているかに気づいていないのです。「こんなに変わりたくて、こんなに努力もしているのに、どうして変われないの・・・」と落胆した挙句、助けてくれるはずだと期待していた人たちへ、無意味な怒りを向ける人も見かけることがあります。
だから本当は、「こんなに変わりたいのに」ではなく、「こんなに助けてほしいのに、どうして誰も助けてくれないの」と思っているのです。心当たりはありませんか?
自分の違和感に気づくこと
何かがしっくりこないことに薄々気づいてはいる。でも、それが何なのかはわからない。変わりたいと懸命になっているときは、自分がどこに居るのかさえ、よく分からない状態です。何がしっくりこないのかを、一度立ち止まり、自分に素直になる時間を取ることはとても大切です。
本当に変わりたい!という表面の思いの下に、誰かがなんとかしてくれるのを待っている自分を発見できます。自分のことを人任せにしている人が、何かを変えることができると思いますか?人生が変えられますか?そもそも、その考え方でいくなら、周りが変わるのだから(助けてくれるのだから)、自分が変わる必要がないのです。そうやって、何も変わらない状態が続いてきたのです。
自分を変えたい、人生を変えたい。でも変わらない人の共通点は、自分でやろうとしてないというところ。きつく聞こえるかもしれませんが、どんなに辛くても、自分のことは、自分自身でしか、変えることができないのです。
では、人任せではなく、自分自身で変えていくとは、実際にはどうすればよいのでしょう。具体的な方法はあるのでしょうか?
自分を、人生を、変えていく実践的な方法
私たちには、とてつもない力を内在させています。でも、自分を知らないと、その力をどう使っていいのか知る由もありません。自分を知らないばかりに、その力は欠点となる場合だってあります。あまりにもパワフルなその力のせいで、人生が混乱することもあるでしょう。
言い換えれば、だからこそ、私たちは自分を変えたい、人生を変えたい、と思うのかもしれません。
・・・と、言うことは、自分をしっかり見つめ、持っている力を自分の強みとして使うことで、好転することが可能なのです。自分がどんな質を持っていて、それをどう表現すると、自分を活かすことができるのか?人生を豊かにしていけるのか?その答がここにあるのです!そして、ここに気づくことで、これまでの辛かった経験、悲しかった思い、自分のこれまでの全ての歴史こそが、価値ある財産だと気づけるのです!!
では、そこに辿りつくための実践を早速始めましょう。今すぐにできます。
自分の反応を見ればいいのです。何かが起こったとき、あなたは何らかの反応をするでしょう。そうしたとき、まず、そこにどんな感情が自分にあるかを見極めます。探しているカギは、身体がちゃんと知っています。感情は身体に現れるものですから、その感情によって、身体はどうなっているかに気づきましょう。
強張っていますか?脱力しているでしょうか?鼓動はどうですか?脈は?呼吸は普段と比べるとどんな変化がありますか?ここでのポイントは、ただ、見る。何のジャッジもせず、感情を巻き込むことなく、身体に起こっていることを見ることです。
これは、とてもシンプルで簡単な方法です。が、内観に慣れていないと、感情に巻き込まれて堂々巡りになる人もいます。でも、慣れてくると、自分の奥底に在る信念が浮き上がってきます。自分を窮屈にしていた信念に気づいたら、後はもう、手放すだけです。とは言え、気づきは手放すこととほぼ同時に起こり始めますから、信念の特定ができたら、後は簡単なのです。
こうして、自分の反応を見ることで、生き辛さの核となっていた信念を手放すことができます。すると、自分の内側が整います。放っておいても、外側は自然に変わっていきます。
変わることに時間をかけて良いことを自分に許す!
ウィリアム・ジェームズの有名な言葉があります。「心が変われば行動が変わる」ってやつです。心は、なかなか難しいです。ころころ変わるから心なんだと言う人もいるほど、心はくるくる変わります。だからしっかり捉えて、心を安定させる必要があります。まず、そこからなんです。
心を安定させるとは、自立ということ。人任せでは、人のコントロールによって、自分の幸せが決まってしまう。だから、しっかり立つ。自分で立つ。自分の人生を、自分で創造するには、まず、自立すること。ちなみに、スティーブン・コビ―博士の7つの習慣でも、まずすることは自立だとおっしゃっていますね。
自立することによって、誰かのせい、状況や環境のせいにしなくなるのです。全ての責任は、自分に在るわけですから、人生の選択肢が自ずと増えます。誰かの保護のものと、細々と人生を創造するには、あなたの力はあまりにも大きすぎるのです。自分の力を最大に発揮してこそ、人生は彩るよう、あなたの魂はちゃんと知っています。だから、その違和感、大切にして下さいね。
心を変えることは、時間をかけて良いことを自分自身に許してください。急いては事をし損ずる。急がば回れ。自分と向き合うことで、自分のプロセス通りに、ちゃんと導かれます。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。ウィリアム・ジェームズ(William James/1842年1月11日-1910年8月26日)
アメリカを代表する哲学者でもあり心理学者
ある日、自分の行動が変わっていることに気づき、習慣が変わっていることに気づき、見違えたね!って言われるかもしれません。その時、既に人生は大きく好転しているのでしょう。じっくり、自分と向き合うことなく、ここに辿りつく人はいないのです。
自分を知りたい方は、コチラデス。
Thank you for the comment.It’s very encouraging.