瞑想は、自分自身に気づくことの、素晴らしい助けになります。
ではなぜ人は、自分に気づくことが大切なのでしょうか?それは、生き辛さから自由になるためです。人生に感じる辛さは、『他の誰でもない、自分が創りだしていたのだ』ということに気づけると、自分自身を解放することができます。【気づく】とは、自分を自由にすることなのです!
人生があなたに与えるもの
外側の世界に、変化をつくることができない時があります。
その渦中にいる時には、苦しさや焦りを感じることもあるかもしれません。光があたらない場所にいることほど、人を不安にさせることはありません。明日が見えない日々に孤独を感じ、挫けそうになる度、弱い自分と戦い、これがいつまで続くのかと思いを馳せて、いてもたってもいられない気持ち。しんどいです。
他の人たちは、日の当たるところで温かく過ごしているというに、自分は何をやっているんだろうと思うと、あまりにも自分が悲しくて、悔しくて、泣いてしまうこともあるかもしれません。
でも、こうした状況の中で、1つだけ確かなことがあります。『人生が自分に与えるものに、どのように応答するかは、自分の手中にある』ということです。
人生を変える気づき
人生に光が見えない時、実際には、地中深くに根を張っています。その時期がなければ、芽を出して何十メートルも成長することはできません。しっかり根を張ることをしてきた人だけが、到達することのできる高みがあります。
根を張っている時期、それはとても地味で、ここに華々しさは一切ありません。人生には、地道な作業が必要な時があります。
普通にいれば、そこは真っ暗闇で、人生のどん底かもしれません。でも予め、根を張っていることを知っていれば、落胆することなく、芽を出し花を咲かせる時期に備え、より深く根を張ろうと励むのではないでしょうか。
小さな気づきを、自分自身でキャッチできるようになると、人はどうなるのでしょう?これまでには気づくことのなかった【光】に出会うようになります。人生の闇の中を照らすのは、自分自身の気づきです。
本当はずっと輝き続けていたはずの【光】は、自分が創りだした思考と感情によって隠されてしまいました。隠れた時間が長ければ長いほど、自分が【光】だったことも忘れてしまいます。そこには、何かと生き辛い世界が広がっているかもしれません。が、その世界を創り出したのも、自分自身なのです。喜びと豊かさに満ちた人生を創造するのは、自分でしかありません。
それを可能にするのは【気づく】こと!たったこれだけです。それだけで、世界はガラリと変えることができます。
人生から受け取っていたもの
意識的になると、私たちはあらゆるものを与えられていることに、気づくことができます。辛くて、苦しいばかりの日々に、どれだけの恩寵があったのかにさえ、気づくことができます。長い人生に、ずっと抱えていた思いから解放された方が、こんな言葉をシェアしてくださいました。
彼女は人前でピアノを弾くたび、間違うことに対する自分への激しい憎悪にも似た苦痛を感じていました。そこに気づきをもたらすと、人はどうなるのか?彼女の言葉からそのエネルギーを感じてみてください。
無意識でいると、本当のことには気づけないものですね。誰でも、その流れの中にいて、いろんなことが繋がっているというのに。
最初の失敗の経験は小学3年生のときでした。そことろからずーっと50年以上、そうやって生きてきました。
失敗に引きずられる自分がいて、苦しくて、悲しくて・・・。この失敗のイメージは、私にとって悪魔のような存在でしかありませんでした。自分がそこに縛られることで、その悪魔(エネルギー)を育ててしまっていた。3年生の時に、それほど気にしなければよかったのかもしれないと言えば、それまでですが。気にしたし、それをずっと引きずって、気にしないではいられなかった。
『分かってもらえない・・・ネガティブがはがれない・・・・』
何かある度に、そのエネルギーに栄養を与えてしまっていたことに気づきました。悪魔(エネルギー)に「お前は絶対にできない」と言われてしまう感じで、失敗してしまう現実をつくってしまっていた。それが年々強化されていくよう。
・・・本当にそうだったのでしょう。本当に、自分で悪魔を育て、苦しい、悲しいと人生を生きていた。カラクリに気づいてしまうと、自作自演をしていただけなんだと思え、こだわっていた失敗が、どうでも良くなる。
ただ、そこに縛られている時、母にこの苦しみが分かってもらえないことが苦しかった。
自分が選んでいたとは知らずにずっといました。それも自分の一部。完全に消さなくていい。あってもいい。今は、そんな風にも思えて。
人間は良くできてる。
人生も良くできてる。全てが必要なことと受け止めていけば、嫌だーと思わないでいられる。受け止め方が変わってきている。どんなに頑張っても、無理なことがある。1年1年違ってくる。それは、例えば、年齢での変わり方というのもあるし。
母を見ていると、無理しなくていいと思える。体力的には、若い頃のようにはいかないのだから。
これまでこだわり続けてきたことが、どうでも良くなった(笑)
うまく伝えられないのですが、もういいだろー。まだそこやる?どうでも良くない?って感じ(笑)すごく軽くなって、どうしてあれほど神経質になっていたのか、不思議です(笑)
( 群馬県 60代 女性 )
生きずらさからの解放は、人生のカラクリに気づくこと
ヒーリングやオーラソーマなどを学ばれ、必要な方にセッションを提供している彼女は、ご自身の痛みに愛を送ったり、ヒーリングを施したりと、できる限りのことをやってきたとおっしゃいます。長年に渡り、ここを解放し続けてきたと。しかし、その痛みはなかなかはがれることなく、人生にピッタリと張りつき、自分ではどうしようもなかった【悪魔】だと表現しました。
自分自身に気づくことの大切さは、ここに込められています。
彼女は、この【悪魔】というエネルギーに、どれほどの時間と大切なエネルギーを注ぎこんでいたのかが分かりました。【悪魔】にフォーカスするたびに【悪魔】が育つ、という人生のカラクリを見破ったのです。
人生は、ほんとに気づくか、気づかないかで大きな違いを生み出します。
自作自演をしたいたこれまでの自分を、彼女は心から抱きしめました。抱きしめよう、愛そうと思ってそうするのではなく、自然と、それが起こるのです。私にも、似たような解放を感じたことが、これまで幾度もあります。人生のカラクリを知らず、無駄に怯え苦しんでいた自分が健気で一生懸命ここまで来てくれた自分自身に、慈しみを感じるのです。よくここまで頑張って来てくれたと、感謝が湧き起こるのです。
小さい子どもが初めてお使いに行く様子をみていると、すぐ近所であっても、その旅は冒険そのもです。無事にお使いを果たし、家に帰ってくる様子に、目頭が熱くなってしまったことはありませんか?
私たちの人生も、同じです。誰もが、初めてのお使いに行っている小さな子どもなのです。安全にお使いが果たせるよう、たくさんのスタッフが見守り、家では愛する人がその帰りを今か、今かと待っています。
独りぼっちで寂しい、心細いと感じる時でさえ、気づかないだけで、たくさんの見えない存在たちがあなたを見守っています。その役割を果たせるよう、手出しをせず、自らが成し遂げるよう、最善をつくしています。
【気づく】ことは、まるでやっと家に辿りついたと安心すると同時に、ずっとその帰りを待ち続けていた存在との同化でもあります。
だから、ひたすら歩み続けてきた自分に対して、深い愛が込みあがり、感謝が溢れだすのです。これほど健気に邁進していきた自分を、抱きしめずにはいられないのです。愛に気づけない時でさえ、愛されています。
【気づく】ことで、人生は大きく変えることができます。どこまでも深い、癒しと共に・・・。
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