魂が望む人生を創造するとは、どんな生き方なのでしょう？

• 私たちはまず、自分が何を望んでいるかに気づき、意識を思考からハートへと移すことを知りました。ヴィジョンは、現実の世界に強い影響を与え、その効果が本物であることは、ご自身が行動に移した際、遅かれ早かれ実感することとなります。
• 次に、本質を思いだすことの重要性を学びました。自分の内側にいつもある、尽きることのないエネルギーを感じ、ずっと外に求め続けていたものを内側に発見します。私たちは、この本質を忘れることがなければ、いつだって満たされ自分自身を幸せにすることができるのです。
• そして、どんな問題も乗り越えることができるよう、私たちは才能や強みまでもを与えられています。人生のどんな場面でも自分の才能が自身を引き上げ、助けてくれる大きな力となります。
• そうは言っても、人生には自分を見失ってしまう場面もあるでしょう。自分を信じられず、自分の弱さに立ち止まってしまうこともあります。そんなとき、自分がどんなマインドセットの中を生きているかに気づき、そのエネルギーを変容する方法を手にしました。

さあ、これで、魂が望む人生を創造するために必要な準備は整いました。あとは、行動あるのみです！知識がどれほどあったとしても、経験がなければ机上の空論です。この肉体を使って、物質世界に内側の美しさを創造していくのです。全ては、実際の行動があってこそです。

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ここで必要となってくるのは、的確な行動です。人生の目標のその先を見据えるのと同時に、今出来る具体的なステップを特定します。ビジネスでは、よく短期、中期、長期的ヴィジョンを予め計画し、なるべくその通りに遂行できるよう頑張ります。私もハートを知るまでは、こうして計画を練った上でゴールに向かうことを、当たり前のようにしていました。

計画は上手くいっているかのように仕事は順調に進みました。でもその計画には、疲労感や感情や葛藤などは無視されていてます。ただ淡々と熟すことを要求されているかのようで、ひたすらすり減っていくばかりでした。計画通りいけば万々歳のはずが、その真逆の感情が膨れ上がり、投げだしたくなってしまうことさえありました。順調なはずなのに、自分がどこに向かっているのか分からなくなることさえありました。何かがおかしい・・・。でも、何がおかしいのかは分からなかったのです。それでも私はずっと、的確な行動をしているつもりでいました。

 

迷子になろうとも、人生は容赦なく続く

私の人生は、1つのことをやっては別のことに興味が移り、それならそっちを始めようと重心をそちらに移しそれが軌道に乗り出したころ、また別のことをしたくなるという連続でした。最初の頃は、私の行動力と決断力は素晴らしい！あっさりキャリアを捨てることが出来る私はスゴイ！と、ポジティブに捉えていました。でもそれを何度も繰り返していくうちに、全てが中途半端に思えてきました。一体、自分が何をしたいのかが分からなくなってしまったのです。

しだいに、自分に苛立つようになりました。私は、やっていることに一貫性のない自分がとても嫌いで、恥かしいとさえ思うようになりました。気付けば、自信がなくなり、すっかり人生の迷子になってしまっていたのです。あれほど計画通りだったはずなのに！！どこでどうくるってしまったのか、自分でも分かりません。そんな自分が情けなく、どこに向かっていくのか分からない私は、途方に暮れるばかりでした。

 

ハートから視る人生の目的

ハートから人生を見てみると、まるで山の頂上から人生を俯瞰しているように全体像を見ることができます。と同時に、焦点を合わせたいところにはズームして視ることもできます。ハートを知った私は、自分の意思で人生を選択しきたとばかり思っていましたが、実は、見えない存在から導かれていることを思い知りました。

思考から視た自分の人生は、とても酷いものでしかなく、飽きっぽい自分を責めてばかりでした。そんな人生を俯瞰して視てみると、ある共通点があることに気づいたのです。私は手を変え品を変えながらも、常に《『あなたは素晴らしい』ことをご本人が実感できるよう模索している》という一貫性を発見したのです！

何に向かって人生を織りなしているのかに気づけた瞬間、思考のままに動く自分に嫌気がさしていたはずの自分を、抱きしめたい気持ちになりました。何も知らずに、ただただ健気に精一杯頑張り続けてきてくれた自分を心の底から労い、感謝しました。私が私でいてくれたことを、誇りに思え、自分を尊敬しました。私は、自分は人生の迷子だと思っていましたが、訳も分からないままよくここまで来てくれたと、自分自身に感動したのです。

ハートから人生を視るというのは、人生の目的を知るにも等しいのではないかと思うのです。私たちは目標を決めて、そこに向かって進んで行くという習性があります。でも、その目標のさらに先を見据え、生まれてきた目的に触れることができると、プロセスの渦中にいることに気づけるので人生の迷子になることはないのです。

 

人生にバランスをもたらすハート

勿論、人生は計画通りには運ばないこともあります。だからこそ、全体を見ている『つもり』が、目先のことしか見えていなければ、私のように途方に暮れてしまうでしょう。でも生まれてきた意味を踏まえ、【今】を視ることができれば、そこにどんな学びがあるかを知ることができるのです。回り道でも、寄り道でもなく、必要なプロセスの1つに過ぎないことを知り、安心して邁進してくことができます。実はそれもまた、ミッションの一部だということを理解することができるのです。人生を心配し、計画通りではないと嘆いている思考も心から安心し、納得してくれます。

今やるべきことにフォーカスした短期的なヴィジョンも、全体像の長期的なヴィジョンも、どちらも大切な人生の地図です。マインドは制限されたものですから、両方見ているようで、どちらか１つのことしか見ることができません。残念ながら。

【遠い先の展望ばかりを見てしまう場合】最終的にこうなっているといいな・・・と、大きな夢を見ているばかりで、今するべきことを見ることができず、何も実現できないようなときには、自分が今、どこにいるのかというリアリティを見ることで、人生のステップを確実にすることができます。

【目先のことばかりを見てしまう場合】そこだけに制限されてしまうと『何やっているんだろう？』『あそこに行くはずなのに、今どこにいるんだろう？？』ということが起こります。自分の視野を広め、全体像を知ることで、目的にまで行きつくことができます。

ハートは、私たちの【今】と人生の全体像のどちらも把握させてくれます。人生に自然なバランスをもたらします。何故なら、効果的な行動をとりながらも、自分の中心にくつろぎ、自分の努力の結果を楽しむことができるからです。私たちは【本質】を知っています。この本質が、私たちが内側に入ることを助けてくれます。そして、自分の強みを感じるとき、この数日でどんなステップが可能かを見ることができます。

私たち一人一人の内側に秘められている、自分自身の可能性。私たちは、自分の可能性を内から引き出し、存分に自分自身を表現し、才能を発揮し、人生を創造することができます。それができるよう、必要な全てを持ってこの世界にやってきました。

さあ、魂が望む人生を創造していきましょう！あなた自身の赴くまま、人生はどこまでも輝いていくのです！！