私たちのほとんどが、何かしらの痛みを心の奥に持っています。それらは、最近できたものかもしれません。でも、一番最初に創られたものがあるはずで、そのエネルギーが小石のように固まってしまったのを切っ掛けに、次から次へとエネルギーがそこに覆いかぶさり、やがては大きな岩となり、人生のあらゆる場面で生き辛さとして出てきます。
ブロック解除は自分でできるのです!
巨大に成長してしまったエネルギーをもとの流れに戻す3つの方法
1つは、コツコツと玉ねぎの皮を剥ぐように、気づくたびにひたすらヒーリングを続ける
2つ目は、一番最初の小石を見つけ出し、ピンポイントでヒーリングする
3つ目の方法は、三次元的な生き方から高次元へとシフトする
これは、簡単でやり易い順番ですね(笑) 人間関係における心理学の基本セオリーは、「幼児期に養われる親(養育者)との触れ合いの過程で形成される」ので、全ては「親(養育者)との関係を投影している」ということになっています。なので、来る日も来る日も、曖昧な記憶を掘り起こして分析に励みます。励む努力のわりには、あまり『良くなった』気がしないという現実を目の当たりにし、心理学の限界を感じる方も少なくありません。
途方もない玉ねぎの皮を、一枚剥がしては、また剥がし・・・どこまで行っても、核心に迫ることはありません。痛みに向き合うことは、もちろん必要なことではあります。が、やり遂げるのは困難さが予想されます。何故なら、思考でやるにはあまりにも痛みが伴い、追体験するような記憶の掘り起こしは、耐えられないからです。そして、頑張った割にはそれに見合う結果が得られにくいとは、あまりに残念。『向き合ったのだからもう大丈夫!』と自分に言い聞かせ、痛みに蓋をしてしまっては本末転倒です。
これが、記憶を辿り、コツコツ癒していく1つ目の方法。
では、2つ目の方法はどうでしょう?これは、スピリチュアル的な視点になります。そもそも、魂のレッスンに沿った親を選び生まれてきているので、どんな親にどんな教育を受けるのかは、予め設定済みだったりします。『親にこうされたから、私はこうなんだ』は、実は想定内。私たちはその想定を切り崩し、乗り越えるために生まれてきています。魂の成長を目的としているのです。
振り返ればすぐに思いだせるような鮮明な記憶よりも、潜在意識に記録されたものにフォーカスします。それは、自分が覚えていないことを思い出していく作業です。過去世を踏まえて、まずは今生の幼かった時の記憶を蘇らせます。
【痛み】は、私たちが生まれて2歳までの間にあったこと、それが上がってきています。それは、言葉にならない。。。
それらが上がってきているのは、とても良いことなのです。何故なら、それらが消化しているところだから(消化できる機会だから)です。痛みの元を考えて、言葉にしようとしなくていいです。あなたがそれらの痛み、感情を感じたとき、まだ、マインドを持っていませんでした。言葉も持っていなかった。。。
感情は、言葉もなく、ただ存在することを許すスペースを必要としているのです。
そうした感情が消化されていくと、本来のシステムの中に吸収されて、望む人生に生きるときのエネルギーとして使われていくことになります。混乱したり、疲れてしまう、そうした感情に心地の悪さを感じるかもしれません。でも、それが起こっているのは、とても良いこと。ハートは、それを自分に赦すことができます。
感情には思考も言葉もありません。とても優しく、柔らかな感情。あなたが、そんなに美しい感情を持っている。だから、その感情を怖がらないで、ただただ、感じ続ける。
感情が解放され、あなたの生き生きした中に流れていく・・・。こうしてあなたは、もっとエネルギーを使えるようになるのです。
一番最初の小石にピンポイントを絞りヒーリングすると、覆いかぶさって強大化していたものは一気に剥がれ落ちます。痛みの根っこを癒すようなもので、その上に生い茂っていた孤独な大木が、花を咲かせ実を付けることを可能とするのです。ただ気づくだけで、感じるだけで、とても強力な浄化が起こり、重たさを取り払います。スッキリして、軽やかなになっている自分を感じることができるでしょう。
インナーチャイルドは、小さいころに創られると言われていますが、実際には過去世から引き継いでいるエネルギーによるものです。過去世もそこに気づきをもたらすことで変容は可能です。『子供の頃からそうだったらしい・・・』というのは、小さいころに何かがあってというよりも、過去世からのものとみる方が自然です。
過去世を癒すには、更に深い意識に入ることを必要とします。ハートを感じて、自分に問いかけるように一番最初に起きた人生を見せてくれるよう、お願いしてみると良いかもしれません。そうした力は私たちにもともと備わっているのです。エンパワーメント瞑想クラス(グループ)では、自分の痛みに対してヴィジョンを開き、本質のエネルギーを注いでいくことを実践します。深い意識に入ると、自然に癒される必要のあるヴィジョンが浮かんできます。そこに愛を持って受け入れることを経験し、自分にどんな変化が訪れるかを実感します。
さて、3つ目の3次元的な生き方から高次元的な生き方にシフトしていくという方法。そもそも、カルマは3次元的なもののような気がします。高次元にシフトすることで、これまで難しかったことも、あり得なかったことさえも可能とすることができます。
ドランヴァロによると、次元間を移動する乗り物があるといいます。それが【マカバ】。生きたマカバを活性化することで、アセンションが可能になると。マカバが活性化されると、マザーアースは私たちのハートを感じ守ってくれるそうです。『アセンションを望む人にとって、マカバは必須だ』とドランヴァロはいいます。
この天地創造よりも古いメルキゼデクの意識は、数知れぬ宇宙の1つである、この時間・空間・次元宇宙の創造を目撃してきました。その体験からメルキゼデクの伝統が悟ったものは、一人ひとり個別化したスピリットも、マカバの三つの側面を生きることによって、いつでもハートの聖なる空間に住まう神の意識に戻れるというものでした。つまり新しい形での天地創造の始まりです。まさにこれこそ、マカバの体験が最終的に導いていってくれるところなのです。
- ドランヴァロ・メルキゼデク著 『ハートの聖なる空間へ』から抜粋 -
ドランヴァロは、天使やアセンデッド・マスターから、「今や人類の意識は次のレベルに移行したために、ハートからマカバを活性化させることが可能になった」と言われているそうです。何事も、ハートあってこそ可能となっていくのですね。ハートを深めることが大切です。
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