誰もが、内に本質を持っています。それはまるで、トランプのジョーカーのようだな・・・と、思ったことがあります。いろんなゲームに使える便利なジョーカー。使えば最強だけど、使わなければ負けてしまう。　※勿論、人生に負けなんてありません。全て、学びです。

本質を表現することで、人生は確実に彩ります。私たちが生まれながらに持っている【本質】。本質は、才能や強みとして芽を出し、花を咲かせることができます。人生を自分らしく輝かせることができるのです。

本質と繋がることがなければ、どうなのでしょう？才能に気づくこともなく、自分を活かし、表現することもない人生だとしたら？人生は、簡単に色あせてしまいます。私は、本質を忘れて生きていた頃、人生に翻弄されるがままでした。いつも弱者で、無力だと感じていました。「こんなものじゃないのに・・・」と思いながらも、自分の足りないところばかり強調されていく日常に、心から悲鳴をあげていました。毎日頭痛を感じ、どこか憂鬱で、重苦しくて。とてもとても【輝く】というものからは、程遠い日々を過ごしていました。

最強のカードは、自分の内にあることを、私は知らなかったから。人生に、それがどう必要なのかさえ知らなかったし、自分が持っていることさえ、忘れさっていました。「何もない」それが私だと思っていたほどです。自分自身にがっかりし、疲弊しきった私は、何のために生きているのか、その目的を完全に見失っていました。だからこそ、その答えが知りたくて、必死に探しました。何かを・・・。

そんな渦中で、とうとう【ハート】を知ったのです。ハートは、特別な人だけではなく、こんな自分にもあることを実感したとき、まるで、透明な風船にすっぽりと包まれたようでした。私を包みこむ風船（←うーん。なんというか・・・私を覆う空気感のようなもの）は、全てを満たしていて、とても豊かで、温かく、安らぎそのものでした。ほんとにあるものなんだ。。。ずっと冷たく、重苦しかった私が、これほど温かくて甘美な想いを感じられたのは、どれほど振りのことだったでしょう。

ハートを知り、本質に繋がり、自分らしさを思い出していく。ハートに気づくごとに、私は、天性に還っていく感じがします。「何もない」私が、自信と誇りを取り戻せたのは、ただ、本来の自分自身に、少しずつ還っていっているからです。幼かった頃の屈託のない笑顔が私に戻りました。

ハートには、たくさんの本質があります。本質のエネルギーを使う時、才能が芽吹きます。芽吹いた才能は、他の誰かに役立つよう、完璧にできています。この広い世界には、あなたの才能を待っている誰かが今、この瞬間も、いらっしゃるのです。私たちの内に在る、決して尽きることのないエネルギーは、そうやって自分を満たし、自分の周りにいる人にも注がれていくの。

もし、私が、ハートを知らず、本質を忘れているままだったら？どんなことが起こっていたでしょう。多分、今ではすっかり消えた頭痛に、今もなお、悩まされ続けているでしょう。この頭痛、外に向かうはずのエネルギーが、行場を失い、自分の中で充満し過ぎて起こったことだと、今では確信しています。その兆候は、当時からありました。横になろうかと思うほど酷い頭痛を感じているとき、相談に乗って欲しいと、友人から呼び出されることが何度かありました。とても酷かった頭痛は、相談に乗っている間に、いつも消え去るのです。

自分の内なるエネルギー。それは、確かに在ります。私たちは、そのエネルギーをどう使うのか？それによって、人生が彩ることも、痛みに伏せることも、どちらも可能なのです。ジョーカーは、使い方によって最強になります。人生のあらゆる場面で、私たちの才能や強みとして表現されていく。でも、「自分なんて・・・」と、内なるエネルギー（ジョーカー）に気づかず、使わずでは、自分を押し殺してしまうようなものだと思うのです。とても不自然です。

私たちは、ちゃんとジョーカー（この表現が正しいのかは不安ですが）の使い方を知っていて、それがあったことを思い出すだけでいいのです。天性に還るハート瞑想では、自分自身の内側に気づいていく練習を重ねています。どなたでもご参加頂けるオープンクラスです。あなた自身のハートに気づき、自分らしく表現していけますように。お待ちしております。