『これからどうなるのだろう・・・？』
『こうした状況が、一体いつまで続くのだろう・・・？』
そんな不安な日々をお過ごしの方もいらっしゃるかもしれません。見えない未来に、どれほどもがいていたとしても、1つだけ確かなことがあります。これからどうなるのかは、【自分がどうしたか】に大きく関わっているということ。全ては、自分次第です。
悲痛な状況は必ず好転する
弱いものは取り残され、衰退し、やがて消えていくのでしょうか？いいえ。全てにおいて、強いものが生き残るのではありません。この世界は、変化に応じた処置を施せたものが生き残るようにできています。
今、この変化の時代にどう応じるのかを、世界中が問われています。漏れることなく、私もあなたも問われています。閉塞感や行き詰まりから得られるものは、決して絶望ではありません。新たなやり方です。変化とは、何か新しいものが生まれる始まりそのものです。
人生が与えた状況は、荒波となって私たちを飲みこもうとします。そんな緊急時、私たちは一体、どう対処することができるというのでしょう？
もし、選択肢がない・・・と思うなら、それは制限された思考の中だけで考えています。思考は、歪んだ見方で世界を見渡しますから、事態はより一層、悲痛にしか映らないでしょう。それだけが真実だと思え、まるで崖っぷちに立たされているような気持ちになるかもしれません。
では、どうするか？
状況に対して、最善を尽くしたいと思うなら、自分自分に問うことから始まります。
より良い選択肢やインスピレーションは、リラックスすることで自然に起こります。こんな状況でリラックスなんてできるわけがない・・・。そう思うかもしれません。だからこそ、どんな自分も受け入れてくれる広大なスペースに身を委ねる必要があるのです。視野が狭く、歪んだものの見方になっている時、意識は【頭】に在るということです。息苦しさを感じ、自分や誰かを責めているのが、思考にいるという証拠です。【頭】にある意識を、【ハート】に持ってきましょう。
ハート
偏った物の見方をしていた頭から、ハートに意識が移ると、物事はとてもシンプルに映ります。感情に巻き込まれることなく、ありのままを視ることが可能になります。感情的だったときには、全体のほんの一部分しか見えていなかったことに気づくでしょう。
私たちが恐怖を感じている時、身体は自然と強張ります。身構え、通り過ぎるのをじっと待つ。或いは、奮い立たせ、恐怖に立ち向かおうとするかもしれません。恐怖の中にいるとき、エネルギーは固く、重たく、緊張し、張りつめています。それを引き起こした思考さえも、ハートは歓迎して、抱きしめてくれます。恐怖に引きつっていた感情も、当たり前のように歓迎され、無条件に愛が注がれます。自分の全てが受け入れられるスペースに、省かれるものは、何もありません。ここで、私たちはリラックスすることができます。
しばらくそこに休んでいると、フリーズしていたエネルギーは動き始め、流れていきます。このエネルギーを使って、状況を新たな視点で見ることが可能になるのです。
もう、そこには歪んだ思考も感情もありません。ハートを通して状況を見たとき、ただクリアに状況を見ることができます。前には気づかなかったことが見えるようになります。本当は何が起こっていて、自分が何に拘っていたのかに気づくこともあります。他の人の思いや考えが、もっと深く理解できるかもしれません。悲痛でしかなかった状況が、違ったように見えるかもしれません・・・。
愛の目で自分自身を見てみると、今、何が必要なのかが分かることがあります。それは、我慢や妥協ではなく、新たな選択肢。自分も含めた、関係するすべてのものが丸く収まる、新たなヴィジョン。新しい方向に光が差し込む感覚。
いつもそうなのですが、一度気づいてしまえば、どうしてこれまで気づけなかったのかが不思議でならないほど、誰もがうなるような完全な答えがあります。あれほど考えたのに、何も思い浮かばなかった選択肢が、ハートによってリラックスし、自分の本質や才能と繋がることで、しっくりくる新たな発見があるのです。
窮地に追い込まれたときこそ、ハートを思い出し繋がってみてはいかがでしょう。百聞は一見に如かずです。私たちには、思考には分からない可能性に溢れているのです。それがどんな感覚で、それを経験することが人生をどう変えていくのかを、ご自身で確かめてみてはどうでしょう。
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