瞑想中にマントラを数えたいと、マーラー(長い数珠のようなもの)を探していた時のことです。
あるお店に入り、店内をウロウロしていると、パワーストーンをいくつも身に付けていらっしゃる方同士が、お話しをしていました。会社の愚痴をこぼしあっているような感じで、話すうちにお二人とも声に力が入っていくのを感じました。私は店外へ出たくなり、すぐにその場から立ち去ったということがありました。特に何があったというわけでは無いのですが、石の持つ力について多少なりとも理解していると、パワーをより良く使えるのではないでしょうか。
街中でも、たくさんの方がパワーストーンを身に付けていらっしゃるのを、随分お見かけするようになりました。ほんの少し前までは、数珠と何が違うのか見分けがつかないほどマニアックでしかなかったパワーストーン、特にブレスレットなどは、今ではすっかり市民権を得たようですね。とは言え、私はだいぶ昔に友人に作って頂いたものを1つ持っているだけで、それも近頃ではめったに使わなくなりました。スピリチュアルを学び始めたころ、何かカッコ良くて、自分も身に付けたい!!と、意気揚々と作ってもらったものです。年月を重ね、自分を深めていくにつれ、カッコイイからとか、みんなしているからとかで身に付けていた自分がかわいいと思うに至りました^^;
石も、ほんとにそれぞれに波動がありますから【モノ】として扱うなら注意が必要です。ネガティブな物の見方しかできない時や、どうしても悪い方にばかりに考えてしまいがちな時、嫌な気分から切り替えができない時などは、特殊な力が宿っているパワーストーンを外すことをお勧め致します。
私たち自身のフィールドに、そうした負のエネルギーが蓄積されていきます。通常は自然にバランスを取り、元に戻ろうとする力も働きます。パワーストーンを身に付けている時、良くも悪くも相乗効果が働き自分を追い込んでいく感じがします。エネルギーを自分でコントロール出来れば何の問題も無いのですが、多くの人は、エネルギーにのまれています。あまり良くないことを感じたり思ったりしている場合、それを更に増加させてしまいかねないということです。
PCは、ほんの小さな石が、全ての膨大なデータを記録しています。それと同じことが、良かれと思って付けているパワーストーンに起こっていると考えてみてください。
怒りに身を任せてしまう人や、悲しみの沼にはまったままの人、うつ病などが増加の一途をたどっていますが、本来の治癒力を戻すためには、一旦、自分の身体だけになることを自分に赦してみてください。自分を取り戻し、気分を変えることが容易になります。石は、持ち主の思いや感じ方を蓄積してくれます。なので、感情のままになってしまうときには外し、日々に感謝出来るほどの元気を取り戻したときに、また身に付ければいいのです。
石の持つ力は本物で、あらゆる魔法として使われてきました。それだけ威力があるということです。アクセサリーとして使うほど、とても身近な存在になったパワーストンですが、持ち主の波動をそのまま強めてくれることをお忘れなく。
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