子どもが、自分のことを素晴らしく感じている光景を見たことがあるでしょうか。
自分の内で素晴らしさが開花し、どんなにそれが素晴らしいかを自分自身で認め、自分の素晴らしさを称えています。私たち大人は、自分がどれほど素晴らしいかをすっかり忘れ去ってしまっていますが、子どもたちは、ちゃんと自分を知っていますね。その姿には、見習うことがたくさんあります。
ところが・・・
『上手に描けた!』『上手に作れた!』『上手にできた!』と、誇らしくしている子どもに、私たち大人はどんな対応をするでしょう。『ほんとだ!上手にできたね!』ともろ手を挙げて喜ぶ親はどれだけいるでしょう。もしそれが、大人の目から見ると100点中、30点程度だとしたら、出来ていない70点が気になって仕方ないのではないでしょうか。親は、子を案じてこう思います。『この程度で満足してはいけない』と。『決して上手に何かができているわけではない』と。或いは『自慢するのは良くないこと』なのだと。
子どもたちは、ハッキリそう言われるわけではないかもしれません。でも、心を見抜く繊細なエネルギーを持つ彼らに、隠し事はできません。『これではいけない』という親のエネルギーは、子どもに伝わります。そしてどうなるでしょう?
『自分は素晴らしくない』と学び、『自分が何かをできる!』と言うのは、いけないことだと学ぶのです。
では、どうやって私たちは自分の【強さ】を感じることができるのでしょう?いつ、学べるのでしょう?
自分の素晴らしさ・・・ 強さ・・・ 才能・・・ 美しさ・・・ これらを感じることは許されないのは、親自身が、そこに蓋をしてきた経緯があるからです。自分をありのままに認められない人は、他の人に対してもありのままを認めることができません。自分の周りの人には、自分よりも優れていると感じてほしくないのです。何故なら、自分には何もない(と思い込んでいる)ので、惨めさを感じたくないからです。
【自分とは?】なんでしょう?
これが好きで、これが得意で、ここが素晴らしい!という、確かに感じられていた【自分】が、どんどん薄れていき、やがてはすっかり見えなくなってしまいます。自分自身で素晴らしさを感じることはいけないことだと教わり、人からも『素敵だね!』と与えてもらうことができないのに、どうしてそれを得ることができるのでしょう?これでは、自分が何なのかが分からなくなってしまっても、仕方ありません。
きっと、そうやって私たち大人の、つまらない人生が出来上がってしまったのでしょう・・・。
自分自身の素晴らしさを、もう一度手にすることは可能なのでしょうか?その答えは、私たちの誰もが【可能である】と、私は心から言うことができます。
何故なら、ただただ、【思い出す】ことで、全てが解決するからです。何かを新たに足していくには、努力も労力も必要になるでしょう。でも、必要なことは【思い出す】ことです。既に、自分の内に在るものに気づくだけなのです。そこに、努力は必要ありません。
まずは、忘れてしまっている自分を認めることから始まります。自分自身をありのままに受け入れるには、ハートの機能が欠かせません。自分の人生、自分の世界、その中の全ての人、全てのものを受け入れます。すると、何が起こるでしょう?
突然、今まで頑なに閉まっていた真の自分への扉が開くのです!開くことのないよう、扉を押さえつけるために使っていたエネルギーが、創造へ向けて解き放たれるのです。
ハートは、全てを受け入れてくれるスペースです。ハートが深まると、自分の本性に気づくことができます。自分が、どんなに素晴らしいかを、その瞬間、思い出すのです!それを可能とするのが、エンパワーメント瞑想クラスです!
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