私たちが不調を感じるとき、【身体が悪くなった】と思い、どうすると痛みや不快を取り除けるかを考えます。それは病院に行き治療を施してもらい、薬を処方して頂くことかもしれません。或いは横になり、少しの間休息を取ることかもしれません。
スピリチュアル的には、これを私たちの無意識に蓄えられた錆び、在るいは輝き、意志などは、身体のどこに潜んでいるだろうかとみていきます。それは何も、不調にならなくても、私たちの身体が痩せているとか、ちょっとぽっちゃり気味だとか、日常での何気ないことでさえも、その要因に触れることが可能です。身体が大きい、小さい、顔つき、骨格・・・・などを決めている要因もまた、無意識の中に潜んでいるとケーシーは述べます。
エドガー・ケイシーに学ぶ心と身体
ケイシー研究家たちがまとめ、頭文字をとってCARE(ケア)と呼んでいます。ケイシー療法の原理であるケアとは、次の4つからなります。
C (Circulation) 体液(血液・リンパ)の循環と神経の流れ
A (Assimilation) 食べ物を消化吸収する同化作用
R (Rest/Relaxation) 休息およびリラクゼーション
E (Elimination) 老廃物などの体内毒素を排出する異化作用
ケイシーの治療概念からすると、これらの4つの機能が正常に働いているかぎり、私たちは健康を維持することができるわけですが、これらの1つでも不調をきたすと体の具合が悪くなり病気を引き起こします。
ー 光田秀著書 『眠れる予言者 エドガー・ケイシー』より抜粋 -
では実際に、身体のどこに潜んでいるのかをみていきましょう。
- 肉体の遺伝や本能
- 個人的な感情や気分
- 欲望などの傾向
こうしたものは、内分泌線の細胞にあります。身体では、内分泌線、すなわちホルモンをつくる細胞に現れます。自動反応装置や身体の発達に合わせた複雑な周期に、それぞれのタイマーがセットされていて、活動しながら生育の時期に従って、身体的環境を整えています。
- 内分泌線は、自律神経系と共同して、物質代謝に関与しています。
- 交感神経は、私たちの身体を自動制御している交感神経です。ここを【魂と霊の座】と言います。
- 脳脊髄神経は、運動、知覚、エネルギーの供給などを司り、【肉体の座】と言われています。
肉体的にはホルモンを分泌する機関である内分泌線ですが、霊的にはチャクラの位置と一致しています。チャクラとは、エネルギーの中枢であり通り道です。個人の感情や気分、欲望によって変動しやすいといえます。マイナスの感情からくるストレスの過剰は、それがどこからきたのかは問題ではなく脊柱を歪め、神経節の活動を減少させて、1つかそれ以上の組織や器官にエネルギーの補給ができない状態にしてしまいます。これによって【病気】となり、私たちの意識にやっと上がり気づくことができるのです。
とは言え、可能であれば、病気になる前に気づきたいものです・・・。地上での成長のリズムやカルマの情報は、チャクラにあります。自分自身の内から湧き出る美しいエネルギー、調和、愛を、各線に照射することによってこれを清め、プログラムを美しいものに変えることは重要です。
エンパワーメントクラスでは、自分の痛みに繊細に気づき、ハートからのエネルギーを注ぐとどうなるかを経験的に学びます。痛みが愛によって変容されていくのは、何とも言えない感謝の気持ちが涙となって溢れてきます。自分の全てが受け入れられていくという感覚が、どういうもので、それがどのように自分自身に影響していくかを実感することができます。
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