治療と治癒の違いはなんでしょう?
- 治療とは? 怪我や病気を治すこと
- 治癒ちは? 怪我や病気が完全に治ること
【治す】ことと【治る】ことの違いなのですね。この二つは、似ているようで、まったく違っています。
痛みや不快感を取り除くことが【治療】で、日本の法律では医師だけが行うことのできる行為です。しかしながら【治療】は、根本的な解決ではありません。痛みや不快感を一時的に和らげる方法です。それは薬による場合もあれば、具合の悪い内臓を取り除く手術として用いられます。
一方【治癒】とは、病気に潜む根本的な解決を指します。魂の表現を阻害する考え方であったり、思いや感じ方、価値観など、本来の自分から遠ざかり歪んでしまった自己像こそが病の源です。不健全な状態を創り出しているものに【気づき】をもたらし、バランスを修復することが根本的な解決に至ります。【治癒】は魂から始まると言われています。魂と心と身体が一丸となって、健康の阻害となっている原因を特定し、変容させて本来のエネルギーに戻していきます。
身体を病気になる前よりもっとよい状態にすること、健康を享受するために”完全な状態”を立て直すこと、それがあ治癒の目的です。そのためには深いところに潜んでいるび病因を探ることができるよう、心の調和を築くことが必要になってきます。
そして真の自分について深く知り、自分自身を制限している環境から解放したとき、人はこんなにも力に満ちた存在になれるのだと気づくことができるのです。
ー キャロル・ライトバーガー ー
心理学者のキャロル・ライトバーガー博士は、健康とは肉体、心、感情、精神の4つのバランスが取れていることだといいます。この美しく完璧なバランスによって、私たちの心身は豊かで在ることができます。治癒は病気の根源と向き合い、肉体がストレスや緊張にさらされることなく、心が歪んだ自己イメージから解放された状態を治癒=健康としています。自分自身の生活を立て直し、魂と心と身体を分離している根元を取り除くことが良好な健康状態へ繋がると。治癒は気づくことから始まり、変わることで終了するとも言い切っています。
私たちに必要なのは、心の奥深くに押しやってしまった痛みに、まず気づくことです。そこから始めることが、治癒への最初の一歩。その苦痛を創りださざるを得なかった人格に、愛を注ぎ受容し、赦すことはハートが担ってくれます。私たちは、自分自身が抱えているのに全く気づいていない【痛み】の原因に気づいて、抱きしめる必要があります。
【痛み】は、愛によってのみ、変容されていくことがでいるのです。この変容を実際に自分自身に起こすことができるのは、エンパワーメント瞑想クラスです。深い愛に繋がり、ずっと放置されていた傷に愛を注ぐことが、どれほど自分を変えるかを体感することができます。治癒とは病気になったときに達成しようとする目的ではなく、ひとつの生き方なのだと、キャロル博士はおっしゃっています。私も、生き方そのもので、健康にも病気にもなり得ると、様々な相談者を見てきて実感しています。
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