やっても、やっても、どれほどやっても芽が出ない。家族に迷惑ばかりかけている自分が情けなくて・・・。
だから、『もう少しだけ』と自分に言い聞かせて頑張ることを続ける。結局、頑張れば、頑張ほど、何故か空回りしていて・・・。
小さい子供を置いて、家族に協力をしてもらいながら、一体、何をやっているんだろう????と、自分を責め、途方に暮れるくせに『ごめんなさい。もうやめます。これからは、パートでもしようと思う』・・・とは、言えませんでした。そして、驚くことに、誰にもそんなことを言われませんでした。自分が守りたかった愛する人たちは、私自身がずっと言い続けている『もう、いい加減辞めたら?』を一切言うこともなく、それどころか、いつも温かく見守り続けてくれました。笑顔で『いってらっしゃ~い』『楽しんできてね!』とどんなときも見送ってくれました。
そんな環境で、結果を出せない自分が、許せませんでした。。。
それは何故だったのでしょうか?今、振り返ると良く分かります。なんだかんだ言って、自分が、一番信じていたからです。大丈夫!きっと、大丈夫だからと、信じていたから。そんな私の、ほんの少しの可能性を信じて、最後まで悪あがきをさせてくれた人たちに支えられ、今があります。家族に対して、感謝の気持ちが溢れてきます。そして、諦めなかった自分にも感謝がやみません。がんばった自分を抱きしめて、『ありがとう』を伝え、本当によく耐えてくれたことに感謝しています。
人生には、あらゆることが起こります。その度に、続けることを選択してきました。でも、あの時、くじけてしまったほうが楽だったかもしれないと思うこともあります。それでも、続けることができたのは、この、今の自分を想像出来ていたからです。未来からの記憶にとても助けられました。そこに、行くんだ!って必死にかじりつけていたのは、諦めることのほうが、私には難しかったからです。
どこまで、続くかも分からない。いつまで、続くかも分からない。人生の谷間では、この状態が、永遠に続くような気さえします。
それでも、必ず自分の目指す地があることを信じて、ただただ、ひたすら進む。出来ることと言えば、ただ、ただ、それだけ。・・・・そんな日が、きっと、どんな人にも、あるのではないでしょうか。結果を出したているように見える人って、最初から凄かったわけじゃなくて、同じように悩み、もがいた日が、あったはずです。決して『特別な人』ではなった。なんの違いもない、私と、同じだった人たちが出来たこと。
私に出来ない理由が、ありますか?そして、あなたに出来ない理由も、ありません。
毎日、地道に思える、繰り返し。嫌になることもあります。でも、何故だか全てを放り出して、やめてしまうことの方が難しい。やらずにいられないこと。これこそが、研磨の時期だと思わずにいられません。才能が更に進化するための渦中。もがいて、苦しみ、あがいた、その全てを吸収しながら才能が養われていく大切で、尊い時間。
そうやって時間をかけ、丁寧に、丹念に磨かれた才能が、人々に希望を灯していく。あなたが何かを見て、そこに何かを感じ、深く心に残ったような経験をしたことがあるなら、それは、困難を乗り越えた、熟成された才能、愛が、矢のようにあなたの深い部分を貫くからです。【感動】も、その人の表現によって、【愛】がしっかりと、あなたに届いた証拠でもあるのです。
支えてくれた、愛する人たちに、『ありがとう』を伝えながら、自分にも、家族にも感謝が溢れると、その波動は、必ず自分に還ってきます。あなたにも、ありがとうの循環は、絶対続いているのです!だから、どうか、諦めずに続けることの価値を大切にしてくださいね。地道に思える日々にも、意味はあります。そして、そんな日々によってしか蓄えられないものが、育っていることを感じてみてください。あなた自身の個性となり、才能となり、光として、かけがえない力へと昇華していく過程を、大切に過ごしてほしいのです。
こうした時期の思いは、あなたを磨き、輝かせます。
気持ちが萎え、ときには涙することもあった。
だが、涙を恥じることはない。
この涙は、苦しむ勇気を持っていることの証だからだ。
~ヴィクトール・エミール・フランクル~(オーストリアの精神科医でもあり心理学者)
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