自分の可能性を閉じてしまう【滞ったエネルギー】に気づき、本来の流れに戻していくはずだった・・・
セッション途中で、もう、このセッションは必要ないのではないかと思う人がいた。これまで、その人は心理学や自己啓発を熱心に学んでいた人だった。
マインドセットを自分のことにように感じないという。「小我が、あーだ、こーだいうけど、手放した。全て、委ねている。そうすると楽になる」という。
どう対処していいのか、正直分からなかった。マインドセットのセッションを次回にして、とりあえず先に進んでみた。2週間後、どんな様子かを尋ねると、体に痛みが出てきたとおっしゃる。夜も眠れないほどの痛みだと。この痛みは、ちょくちょく人生に訪れていて、意味がある痛みだと自覚していらした。もちろん、私もそう感じた。
すかさず、『あなたにとっての、一番の恐怖』を聞いてみた。それをマインドセットに使ってみようと、再度試みた。が、結局、その恐怖も、自分のことのようには感じないのだという。「自分の中で、それは恐怖だと思っていた。でも通り過ぎてしまう。違うところで起きている感じ。これまで、ずっと自分の中の恐怖であり続けていたものが、恐怖とは感じなくなっている。そう思っている自分を眺めているような感じ。」だと。
【小我】は、凝り固まったエネルギー。もとの流れに戻る必要がある。どんなに手放したと思っていても、自分の内に居続ける。その小我に向き合い、変容させてみることを提案した。・・・が、クライアントは、その痛みを感じないと言うのだ。「何度も言うが、手放して委ねている」と。・・・セッションが進まない。
「小我を消そうとしているわけでは無い。大我が小我を包み込む感じ。不安で怖がっている自分を感じることもある。でも、手放して委ねると、なんだか楽になる」と、おっしゃる。・・・間違っていない。
このセッションは、レベル2を迎えると、間違いなく深まっていく。ただ、痛みを感じないなら、必要はないのかもしれない。日常に気づきをもたらしていくテーマ自体が、見当たらないということなのだから。素晴らしいではないか。何より、彼は、ジャッジせず、どんな信念も、そこにいることを許せているではないか。すると、大我がやってきて包みこむ → 楽になる この一連の流れは、間違っていないと思った。それを尊重しようという気持ちになった。
今のあなたに、私のセッションは必要ないことを告げ、Skypeを切った。クライアントを途中で切るというのは、とても勇気がいることだった。これまでは。
セッションを受け入れてもらえないと感じる、自己否定のような感覚。未熟さ、何もかもが悲嘆に染まり・・・が、今回はやってこない。それどころか、私のどこかが軽くなった。解放感さえ感じる。
完璧な人生のプロセスを垣間見たとき
導かれている実感が胸を震わす
セッションを終えて、思い出したことがある。ハッとした。2ヶ月ほど前、瞑想の感想を人にシェアしたところ、思いがけずジャッジされたことがあった。とても傷つき、怒りを感じた。それこそ、怒りで眠れなった。
私は、何にリアクションしているのか?何が傷ついたと思っているのか?何に気づくべきなのか?この経験で何を学んでいるのか?内省してみた。その時、私は、自分に誓ったのだった。『今後、自分の瞑想会を開いたとき、セッションしている時、自分の意図に反するようなシェアや感想があったとしても、受け入れよう。どんな感想も、尊重しよう。
起こっていることは、完璧なタイミングで起こるべくして起こっている。私の理解など、たかが知れいている。そのほんの少しの理解で、人を思い通りにするなんて傲慢なことは、絶対にしない。そんな人間にはなりたくない。いつも、一人の人間として、謙虚でいたい。』そう、強く思ったのではなかったか。当時の思いが、今、鮮やかに蘇る。
人生に、何一つ、無駄なものはない。完璧なこの人生のプロセスに、ほんの少しでも近づけた気がして、私は自分に感動した。あの時の怒りが、学びが、まさか、今日、ここに繋がるなんて、思ってもみなかった。それどころか、自分が反対の立場になると、気づくことがどんなに難しいのかを思い知らされた。でも、私はしっかり、相手を尊重したではないか!!
導きという言葉がある。見えない存在に、いつも励まされていることに感謝せずにいられなかった。どんな時でも、こうして導いてくれているのだ。分かりにくいけど・・・(笑) ありがたい。。。
私の内に在る、神聖なもの。同時に、エゴイズムも存在している。先入観が、こうあるべきを創りだしている。自分に反するものがあれば、正さなければと、すかさずコントロールしようと動き始める。【自分のやり方】、【これまで学んできたこと】、【このセッションでのゴールはここ】。自分こそが正しいのだからと、主張してくるエゴイズムが、私の中にいる。
私は、所詮心理学なんて、自己啓発なんて、と、最初から見下していなかっただろうか?自分のやっていること、知っていることだけが正しいのだと、押し付けてはいなかっただろうか?セッションを振り返って、反省する。そして、そこに気づけた自分に価値をおこう。セッション中、感情や思考に巻き込まれず、ハートに耳を傾けられていた自分を誇りに思う。ハートを感じる努力をし続けた自分を素晴らしいと思う。ここまで成長できた自分に、ありがとうと言いたくなる。言おう。
痛みを見つめることは、正直、とても難しい。でも、自分自身に対して、誠実に向き合う以外、探求する術ってあるのだろうか・・・?人に癒してもらったところで、痛みが他に移るだけのこと。エネルギーは、そこに在り続ける。
彼のやり方が本当に正解なのか、或いは、無理やりにでも痛みに向き合わせることが必要だったのか?それは、今、分からない。分からなくても良いとも思う。クライアントにも、分かってもらえなくて良い。
分からない・・・という、そのことに寛げている自分がいる。分からないことは、何が何でも分かりたかった思考が、こんなにも穏やかになっていることを実感。日々の目に見えない成長を、この日感じられた。
どうでもいいことだ。人生に大切なことは、そこじゃないのだから(笑)
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