思考形態はとても活力に溢れていて、目に見えて実際に存在するものを創り上げるほどのパワーを持ちます。この時、肉体の眼以上のものを視る人には、色々な強さの色彩を放っているのを目撃するでしょう。どんな色をした、どんな形のものが、どのくらいの強さなのか?というのは、思考を創りだしている張本人が与えたエネルギーの結果となって現れます。
思考形態は、持ち主の習慣的思考を通じて創られ構築され、維持される
(書籍『光の手』より 著:バーバラ・アン・ブレナン)
思考が働くと感情も一緒に動きますが、この感情の『性質』と『強さ』が、そのまま私たちの思考形態の『色』や『強さ』にパワーを与えます。
例えば・・・
『私は人に裏切られる』と思っているなら、そこにエネルギーが注がれ、結果を創りだす効果を発揮するのです。これは、意識的に思うことであっても、無意識であったとしても、同様です。日頃の思考をみれば分かるように、とても自然に人格の一部となって、私たちの人生を創りだしています。今起こっていることが、望むことであれ、そうではないことであれ、自分が創りだしたというのは、こうした原理です。
もし、望んでいないのなら、人生を変えたいと心から願うのなら、自分が常に何を感じ、何を思っているのかに気づくことです。気づくことがなければ何も変えられません。人生に翻弄され、自分は被害者だと思うでしょう。でも、私たちは人生に翻弄されるのではなく、人生を創造する側です。自分自身で創造している結果を受け取っているのです。
自分の力に目覚め、自分自身に気づいていきましょう。全ては、そこから始まります。私たちのまだ気づいていない自分に気づいたとき、この人生を創造していたエネルギーそのものを発見したとき、私たちは望まない人生を創っていたエネルギーに対して、怒りや憤りよりもっと強い【愛】という強烈なエネルギーを感じるでしょう。自分自身を癒し、変容させる力が発揮されます。それは、気づきと同時起こり、私たちがその手順を知らなくとも、勝手に自分が癒されていく体験をします。気づきのパワーは、私たちの認識を超えたものなのです。
私たちは、普段、どれほどの思考を無意識に流し、それを創造しようとしているのか。もし、それが自分の望む方向と同じなら何の問題もありませんが、その逆であるなら、自分自身に気づく必要は大いにあります。気付きさえすれば、私たちは瞬時に人生を変容する力を、持っているのですから。
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